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南日本新聞2023年2月24日付に、第40回吉井淳二大賞展の記事が掲載されました。

 



美術雑誌「美術の窓」2018年12月号の「公募展便り」

第73回二紀展の作品を紹介していただきました。

(紹介記事より)

「白いつばの広い帽子をかぶった少女がこちらを向いている。右側には旧式のポストがあって、お国は電車が正面から捉えられて置かれている。かなし前に使われなくなったのだろうか、ところどころ錆びていて、その様子が実に寂しい。右奥にはサッポロと描かれた煙突が立ち、立ち上がる煙の中にはたくさんのおもちゃが混じり合いながら浮かんでいく。遥か過去にイメージを馳せながら、その過去に戻りたくても戻れないという現実を、この少女の強い瞳が強く語りかけてくる。



美術雑誌「美術の窓」2017年12月号の「公募展便り」

第71回二紀展の作品を紹介していただきました。

(紹介記事より)

「板の壁を背後に少女が一人、こちらを見つめる。壁の向こう側には大きな列車の姿が見える。煙が立ち上り、小さく月が浮かぶ。少女は誰かを見送ったあとなのだろうか。不思議な情感が余韻をつくりだすようだ。」



美術雑誌「美術の窓」2014年12月号の「公募展便り」

第68回二紀展の作品を紹介していただきました。

(紹介記事より)
「昭和の頃のおもちゃをテーマにして、記憶のなかの世界を面白く表現してきた。今回は、手前のほうにおもちゃの電車がとまっているのだが、地平線の向こう側から女の子が顔を出している。おもちゃの中にもう一人の人物が入ってきたというかたちになっている。空には繊月が出ている。昭和という時代のなかに入って紡ぎ出すユニークなファンタジーである。」



 美術雑誌「美術の窓」2013年12月号の「公募展便り」

第67回二紀展の作品を紹介していただきました。

(紹介記事より)
「昭和の昔の時代。板塀にオリエンタルカレー、キッコーマンの看板、金鳥の渦巻きの看板。後ろには使われなくなった電車。窓の壊れた建物。人形のような少年が目を見開いて鑑賞者を眺める。追想のイメージが心理的な遠近感の中に、明暗のコントラストを伴ってあらわれる。  」



美術雑誌「美術の窓」2011年12月号の「公募展便り」

第65回二紀展の作品を紹介していただきました。

(紹介記事より)
「昭和の中ごろの時代から現れたようなおかっぱの少女。朽ちた電車の車両。大きな電信柱。イカリソースという看板がつけられている。昭和から現れたこの少女はやがてわれわれを癒し、次のステップに連れていく存在だろうか。赤い糸がそのようなイメージを静かに語る。」

 



美術雑誌「美術の窓」2010年12月号の「公募展便り」

第64回二紀展の作品を紹介していただきました。

(紹介記事より)
「電車が永く使われたあとに、いまこの場所で置かれて、もう誰も使わなくなって、朽ちつつある。空はいま夕焼けがおわりつつあって、地平線のあたりがオレンジ色になっている。その黄金色の空に鳥が飛び、森の向こうから煙のようなものが出ている。鳥たちは夕焼け空を巣に戻ろうとしているが、この電車はここに置かれたままである。この光景の中になにか懐かしいものが感じられる。」

 

美術雑誌「月刊美術」2010年12月号の「編集部座談会でみる秋の団体展」の中で、第64回二紀展の作品を紹介していただきました。



美術雑誌「美術の窓」2010年11月号の特集「ノスタルジック昭和を描く」の中で、「CASE9  山本智之/僕たちの夏の終わり」として紹介していただきました。

ダウンロード
美術の窓2010.11 ノスタルジック昭和を描く
山本智之/僕たちの夏の終わり
10M11.pdf
PDFファイル 383.5 KB


美術雑誌「美術の窓」2010年6月号の特集「新人大図鑑2010」に編集部が選んだアーティストとして紹介していただきました。 



 美術雑誌「美術の窓」2009年12月号の「公募展便り」

第63回二紀展の作品を紹介していただきました。

(紹介記事より)
「壊れた電車やはるか昔のナショナルの看板などのあいだに女の子が寝ている。魔法をかけられた現代の眠り姫で、ノスタルジーの世界に導入する導き手として面白く表現されている。 」



朝日新聞埼玉版2008年3月6日付に「川口の新人たち展」が紹介されました。



神戸新聞2007年11月15日付に「第6回西脇市サムホール大賞受賞作家展優秀賞グループ展 伊藤幸雄・山本智之展」が紹介されました。 



 美術雑誌「美術の窓」2007年12月号の「公募展便り」

第61回二紀展の作品を紹介していただきました。

(紹介記事より)
「レールに電車がのっているが、レールは切断され、電車もところどころ穴があいて壊れてしまって久しいようだ。右のほうに少年がいて、赤い紐を握っている。この赤い紐は背後の壁の向こうに消え、そして向こうに伸びていって、黄色い旗のある柱に結ばれている。そのはためく旗が約束の証拠だろうか。約束が守られないままに少年はこの時間のなかに凍結されたようだ。そして、電車はその凍結された長い時間、朽ちた時間を寓意する。物語を構成する力に注目した。」



川口市立アートギャラリー・アトリアの2007年度スケジュールパンフレットの表紙に作品が使われています。

 

2008年3月5日~16日のアトリアの企画展「川口の新人たち展」に出品予定です。



埼玉県立総合教育センター編集の雑誌「埼玉教育」2007年3月号の裏表紙に作品が掲載されました。

(作品コメント)
 「さよならの行方」 アクリル・油彩S100
最近、レトロなものがブームになっているようです。「昭和」を「古きよき時代」とする表現もよく目にしますが、21世紀に生活する現代の人間が、パソコンも携帯電話もなかった時代を本当によい時代だと感じるのかと思うときがあります。特にリアルタイムで昭和を体験していない世代は、物珍しさから興味を持っても、本当の意味で昭和を理解することは難しいでしょう。それは都会に住む人が田舎生活の本当の大変さを知らずに「田舎はいいなあ」と憧れるのに通ずることかもしれません。不便で今ほど豊かではなかった時代を顧みて、今の生活スタイルを考え直してこそレトロブームに意味があるのでは、と考えてしまいます。



埼玉県立総合教育センター編集の雑誌「埼玉教育」2006年11月号

裏表紙に作品が掲載されました。

 (作品コメント)
 「終わりに見た夢」 アクリル・油彩F20
鉄道車両の一生をご存知でしょうか。工場で製造されると人間の戸籍にあたる「車籍」が作られ、鉄道車両の一生が始まります。1つの路線を毎日走り続け一生を終えるもの。いくつもの路線や鉄道会社を渡り歩くもの。何度も改造されるもの。路線の廃止や事故によって若くして廃車になるもの…。寿命が来て廃車になると普通は解体されますが、価値が認められ保存される場合もあります。こういった鉄道車両の一生を考えると、人間の一生と重なり、人生の象徴のような気がしてなりません。



埼玉県立総合教育センター編集の雑誌「埼玉教育」2006年7月号

裏表紙に作品が掲載されました。

 (作品コメント)
 「記憶の中のわたし」 アクリル・油彩F30
この作品は、今までの人生における「記憶の断片」から生まれた風景です。それは、どこか懐かしい、人生の象徴とも言うべき、心の中の「ふるさと」の風景かもしれません。



新美術新聞2006年3月21日号紙上にgallery 一枚の繪の「風のコンセール展」が紹介されました



美術雑誌「美術の窓」2005年12月号「東京都美術館便り」

第59回二紀展の作品を紹介していただきました。

(紹介記事より)
『フォルムが明快で鮮やかな印象を受ける。すでに使われなくなった電車が正面性で捉えられている。電車の窓ガラスが割れたり、ガムテープで補強されたり、ボディはペンキが剥落したり。かなり古びた様子を隅々までクッキリとした色と形で表現している。疲れ切った人間のような電車の佇まいと、手前の沈黙した女性の表情とが面白く響き合っている。時間の表現が、この作品のテーマだと思う。』



美術雑誌「美術の窓」

2005年4月号特集「時代を変えるアーティスト365」
編集部が選んだアーティスト

 (本人のコメント)
『「社会構造の変化」や「価値観の多様化」、「流行」などに代表される変化の激しい現代社会において、時代に流されずに「変わらないこと」、そして「変わってはいけない本質的なこと」を、作品を通して表現していきたいと思っています。』



美術雑誌「美術の窓」

2004年12月号「東京都美術館便り」
第58回二紀展の作品が紹介されました。

(紹介記事より)
『ひと昔か、ふた昔前を思わせるおかっぱ頭の少女がいて、その背後に廃車となったチンチン電車が置かれている。この電車に強い存在感がある。物体が存在しているのではなく、記憶の断片がずっしりと置かれている。そんなイメージが浮かんでいて、強い郷愁がそそられる。』